野草 フジアザミ

フジアザミは山地の日当たりのよい礫地に生える多年草。茎は葉腋から分枝する。葉は下部に集まり、根生葉は羽状に中裂し花時にも生存する。日本産のアザミ中最大の頭状花をつける。
『日本一故に名付けしフジアザミ』
15
Aug

目覚め

美しい花を見ると、満された気持ちになります。(^_^)v

栃木花暦

葉と茎

+ 葉と茎から見分ける

野草検索図鑑の分類

分類 説明
1 寄生・水生・海岸の野草

体に葉緑素のない種類(ヤッコソウほか)、水の中に生える種類(スイレンほか)、砂浜や岩の上に生える種類(ハマオモトほか)など、一風変わった野草や、特殊な環境に生える野草。
2 双子葉の野草Ⅰ

茎がつるになって巻きつく種類(ヒルガオほか)、茎が地面をはう種類(チドメグサほか)、葉が根生する種類(タンポポほか)、多肉質の野草(スベリヒユほか)、葉が輪生する野草(ヤエムグラほか)。
3 双子葉の野草Ⅱ

双子葉の野草のうち、葉のへりがなめらかな種類(ハハコグサほか)、へりに鋸歯のある種類(ホタルブクロほか)、へりが切れ込んでいる種類(フクジュソウほか)。
4 双子葉の野草Ⅲ

双子葉の野草のうち、葉が複葉の種類(ワレモコウほか)と、葉が対生(茎や枝の両方に葉が対になってつく)する種類(リンドウほか)。
5 単子葉の野草Ⅰ

イネ科やカヤツリグサ科、イグサ科、ホシクサ科など、単子葉の野草のうち、葉の幅が細い種類。
6 単子葉の野草Ⅱ

美しい花をつけるラン科の野草(ナゴランほか)やユリ科の野草(カタクリほか)を中心に、幅の広い葉をつける単子葉の野草。
7 樹木

葉の形と幹が立っているか、つるになっているかから見極めて行こう。
8 シダ

葉の姿や形が美しく、不思議な魅力を持っている。

野草検索図鑑は植物の姿(草と木)と葉の形などから名前がわかるように工夫されています。そのため、名前のわかっている植物や、名前から植物の姿を知りたいと思ったときには、引きにくくなっています。そのときには、第1巻の総さくいんから掲載ページを引き出していただくか、科名の分類表から、目指す植物が、どの巻に収録されているかを調べることができます。

+ 葉の各部名称

ようしん ようみゃく(そくみゃく、ちゅうおうみゃく) ようへい たくよう みっせん
葉身 葉脈
(側脈、中央脈)
葉柄 托葉 蜜腺

+ 葉の付き方による分類

ごせい たいせい りんせい ナズナ型 タンポポ型
互生 対生 輪生 根生(根出) 根生(根出)

+ 葉の形

いとじょう しんけい せんけい こうせんけい ひしんけい とうひしんけい
糸状 針形 線形 広線形 皮針形 倒皮針形
ちょうだえんけい だえんけい らんけい とうらんけい へらがた りょうらんけい
長だ円形 だ円形 卵形 倒卵形 へら形 菱卵形
しんけい とうしんけい えんけい へんえんけい じんけい たてじょう
心形 倒心形 円形 扁円形 腎形 楯状

+ 葉先の形

えいせんとう えいとう どんとう えんとう
鋭尖頭 鋭頭 鈍頭 円頭
おうとう とつとう びじょう
凹頭 凸頭 尾状

+ 基部の形

ぜんえいせんけい くさびけい せっけい しんけい
漸鋭尖形 くさび形 切形 心形
みみがた やじりがた ほこがた
耳形 矢じり形 ほこ形

+ 葉のふちの形(単葉)

ぜんえん きょし
全縁 鋸歯
ぜんえん はじょうえん どんきょしえん きょしえん しがえん じゅうきょしえん
全縁 波状縁 鈍鋸歯縁 鋸歯縁 歯牙縁 重鋸歯縁
切れこみ
せんれつ ちゅうれつ しんれつ ぜんれつ とうだいうれつ けっこく
浅裂 中裂 深裂 全裂 頭大羽裂 欠刻

+ 葉のつきかた

ようへい えんちゃく
葉柄 の ない 葉柄 の ある 沿着(茎に流れる)
茎を抱く つきぬき

+ 複葉のいろいろ

3出 2回3出 3回3出
ぐうすううじょう きすううじょう きすううじょう
偶数羽状 奇数羽状 2回奇数羽状
きすううじょう とりあしじょう しょうじょう
3回奇数羽状 鳥足状 掌状
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